ベンド便り

いよいよ出発!  3/9 14:45

いよいよ明日、ベンドに向けて出発します!


今日は最後の打合せ。 まず、英会話のレッスンをしていただいた クリス先生から激励の言葉。 そして、ホストファミリーや訪問先の方に 渡すプレゼント作り。 みんなは「うまくできないー」と大騒ぎですが、 心がこもってればいいんだよ、と思います。 ベンドの人たちは絶対喜んでくれるから、 私たちがかけてきた時間もきっと理解してくれるから、 心を込めればいいんだよ、と思います。

生徒8名+引率2名の大冒険の始まりまで あと1日!

出発式  3/10 14:18
 
13時出発式。
平日にもかかわらず、たくさんの方がお見送りに
きてくれました。
ありがとうございます!

これから成田に向かいます。
ボンバルディアです……。

未知との遭遇  3/11 16:40

長かった3月10日が終わろうとしています。
レドモンド空港に降り立ったときは、緊張と不安で足取りが重くなっていた生徒たちも、
ホストファミリーの温かいお出迎えとともに散っていきました。
きっとカチンコチンになりながら初めての夕食をともにしたことでしょう。


初対面で緊張するのは当然。 まして慣れない英語。 それでもこれからたくさんの時間を一緒に過ごすことになる新しい家族。 彼らはきっと全力で生徒たちに接してくれることでしょう。 生徒たちにもひるまずに挑戦してほしい。 この引率の仕事の素晴らしいのは、毎日少しずつたくましく、大人っぽくなっていく 生徒の顔が見られることです。

ベンドで過ごす12日間を大切にしたいと思います。

追伸:今年2度目の参加のW君は、今年も様々な場面で英語を話そうと努力しています。 今日はサンフランシスコ空港で3人に声をかけたそうです。 その姿勢もさることながら、彼はそうしてできた友達に「Good Bye」とは言いません。 巡り会いに感謝しつつ「See you(またね)!」

私たち教員は幸せ者です。

アメリカ入国!  3/11 5:59
ただいまサンフランシスコ空港です。
強風のため飛行機がけっこう揺れて、乗り物酔いが心配されましたが、みんな元気
です。
中部>国際空港〜成田のとき、小型飛行機のため酔ってしまったA君が、下を向かな
いほうがいいと言われ、「じゃ、前向きに」と言ったとき、こいつはどこいっても大
丈夫だと確信しました(´Д`)♪


入国審査も税関も、去年よりも厳しい気がしますが(私を含め、何人かはお土産をと られてしまいました)、みんなひーひーいいながら、自分の力で乗り切っていますよ! 個人的には、みんなが入国カードと税関申告書を私たちに言われる前に書き上げていた ことに少し感動。 なかなか良い滑り出しです。 あと4時間でアメリカの新しい家族と対面です。 いい出会いになりますように!

サムライジャパン!

First day in SHS  3/12 6:42
サミット高校での初めての授業。
去年は乾燥で鼻血を出した生徒もいましたが、今年はみんな元気です。
(私たち大人は時差ぼけのため眠たいですが…年だなぁ!)

1、2時間目は日本語の授業。
お互い自己紹介のあと、向こうの生徒が音楽やスポーツ、お菓子やダンスなどの
アメリカ文化の紹介をしてくれました。みんな役者だ!
負けずにこちらもA君のムーンウォークとD君のアカペラ独唱を繰り出しておき
ました。

3時間目はS先生と、私のホストのベス先生のディベートの授業を見に行きました。
白熱した議論に圧倒されました。ほとんど聞き取れないくらいです!
ベス先生からのダメだしにも食いついて反論。
自分の意見をはっきり言う文化だ、とわかっていても、やっぱり感心してしまい
ます。意見を言い、聞き、お互いを理解しあう。
自分をさらけ出すことには痛みを伴うと思うのですが、相手はわかってくれるという
安心感が根底にある気がします。
懐の深い文化ですね!


最初の数日、やはり心配なのは、生徒とホストの相性です。
去年は土曜日着だったため、日曜にはウェルカムパーティーがありました。
また校外での活動が多く授業ではなかったため、生徒たちはわりとすんなりホストと
溶け込んでいた気がします。
今年は初日から授業、しかも今日は短縮4時間ということで一時には帰宅です。
昨日に引き続き、生徒たちは一人で英語を話さなければいけない時間がいっぱい。
私たちには何もできないけれど、彼らの生命力を信じます!

明日の顔つきを楽しみにしながら…健闘を祈る!

All day with host student in SHS  3/14 10:39
サミット高校での二日目。
今日は通常の90分授業です。
誰が一番最初に「長い!」っていうかなと思っていたら、K君が「もう終わった
の?!」だそうです。

今日は漢字カードを取り合うゲームと、動詞の活用の勉強をしました。
エイミー先生が「日本の生徒は上手ですね〜」(当たり前)と言ったところ、向こ
うの生徒が俄然張り切り出しました。
それもアメリカンカルチャー!
我が愛する日本の生徒たちよ、自らを鑑みよ!(笑)

私はというと、昨日の夜ホストのベス先生が足を折ってしまい、今日は彼女のルール
メイトが私の送り迎えをしてくれました。
迷惑をかけるなぁと思うとともに、たくさんの人の力で私たちは今ここにいるんだな、
と痛感しました。
快く送りだしてくれた日本の皆さまもそうです。
本当にありがとうございます。

夜は昨年ホストをしてもらったトム先生の家に行き、あぁベンドに帰ってきたと思い
ました。
遠い異国に家族がいるって素晴らしいですね。

授業ばかりで、生徒となかなか話せないのが心配です。
明日は午前中にベンド高校へ。
明日はどんな発見が待ち受けているでしょう!

第1回ミーティング 3/14 14:12
今日は朝からベンド高校へ。
生徒の保護者一人、去年日本に来たマイケルさんとアレックスの車に分乗します。
生徒たちはドライバーの英語を聞き取ろうというよりも、お互いのことを話すことに
精一杯です。
少し残念。そしてこの素晴らしい景色も見てほしいのにな。
でも英語時間が長かったから仕方ないのかな、などいろいろ考えます。

ベンドHSでは生徒会の子たちが、生徒を一人ずつ見学に連れて行ってくれました。
またサバイバル英語タイムです!
でも英語を話しに来てるんだし。
早く英語耳になりますように!

私たちはアレックス(ベンドHSの卒業生)の案内で校内をまわりました。
途中で、数年前に市長をしていた先生に会い、このプログラムの伝統を実感しました。
人の居場所は変わるけれど、たくさんの人がベンドと藤岡を繋いでいます。
私もその一員になれてとてもうれしい。

合唱や手話のクラスは玄人はだしでした。
一見怖そうな男の子も真剣に歌っています。拍手!

その後Assemblyへ。
Assemblyというのは全校集会みたいなものらしいです。
ダンスや、チアリーディング、ボランティアクラブの活動紹介など様々。
去年のマウンテンビューHSでのAssemblyもそうでしたが、生徒たちは大盛り上がり。
うちの生徒たちは日本もこんなに楽しかったらいいのに!と言っていました。

サミットHSに戻って次のクラスを待つ間、やっとこの旅初めてのミーティングを持つ
ことができました。
生徒たちは「自分がいなくなると家族が話をしだす」とか「風呂の時間や音が迷惑
かも」とか「合わせてくれすぎじゃないか」とか、ホストの心配をしていました。
多分ホストも同じように感じていることを伝え、できるだけ聞いてみるということを
目標にしました。
やっと、生徒に触れられた気がします。
時間が取れて本当によかった。

夜、マイケルさんの家でキャンプファイヤー。
明日がウェルカムパーティーですが、今夜もほとんどそれでした。
ホストはみんなうちのこたちを褒めてくれて、とてもうれしかった。
去年のホストのこたちも来てくれて、本当に盛大なパーティーでした。

ベンド万歳!

星が本当に大きくて綺麗で、S先生が去年言ってくれた「空はベンドに繋がっている」
という言葉を思い出しました。

ベンド万歳!

TGIF  3/14 15:20
今日(3月13日)は朝一旦サミット高校に集合し、この夏に来日したマイケルさん
たちの車に分乗して、ベンド高校に向かいました。
わずかな移動時間でしたが、車窓からはスリーシスターズやマウントバチェラーが
とても綺麗に見えました。天気は極めて良好ですよ。車の中で生徒たちは「久しぶり
の日本語」に安堵の表情。

ベンド高校に到着し、早速日本の生徒たち一人一人にベンド高校の生徒が付き添って
学校を案内してくれました。途中、授業にも参加していました。我々も合唱の授業を
見学し、木工作業の先生が以前のベンド市長さんであり、藤岡の事で盛り上がりました。
その後アメリカの手話の授業に出ました。先生も、出席してる生徒の中にも耳の不自由
な人がいました。すごい!
アセンブリという全校集会のようなものがあり、体育館へ。そこはダンス、ダンス、
ダンス!次々と繰り出されるダンスにただ驚くばかりです。
生徒会のようなメンバーと昼食を共にし、校長先生にも会いました。生徒も先生も皆
とてもフレンドリーです。いろいろなところから「コンニチワ〜。」って聞こえてきます。


さて、今夜はマイケルさん主催のキャンプファイアがありました。今回のホストファミ
リーに加えて、昨年ベンドでホストをしてくれた生徒やその保護者もたくさん集まって
くれました。
嬉しい限りです。


ホストファミリーの方々は皆口を揃えて「あなたたちの生徒はいい子だよ!来てくれて
本当にありがとう。」と言ってくれました。


明日はウェルカムパーティーです。いったいどのくらいたくさんの人達が来るのでしょ
うか?
今から楽しみです。

ウェルカムパーテー  3/15 16:00
週末!土曜日!

今日はエイミー先生を始めとするサミット高校のホストステューデントたちが主催する
ウェルカムパーティーがありました。昨夜のキャンプファイアに引き続き、マウンテン
ビューの生徒や先生たちも駆けつけてくれました。嬉しい限りです。人生の中のほんの
わずかな時間しか共にしていないはずなのに、ここまで強い絆を感じたことはありません。
泣いてしまいそうです。

しかし、それよりも加茂丘とベンドとの交流が35年も継続している事に改めて感激を
覚えました。我々はわずか二年しか経験しておりませんが、このSPAのOBやOGの
方々が築き上げてきた歴史の重さははかり知れません。

さて、ウェルカムパーティーで我々加茂丘生徒は習字のパフォーマンスをしました。
パフォーマンスと言っても、ホストファミリーに加茂丘生徒が習字の書き方を教えてあげ
たんですがね。

明日はマウントバチェラーでスノーシューをやります。スノーシューって何だ?と思われ
た方もいらっしゃるでしょう。


日本語で言うところの「かんじき」を履いて大雪原を歩き回るのです。


天気は…、雪だそうです。


風が吹かなければいいのですが。



文章がうまくまとめられない罰で、天気が大荒れだったらどうしようと思うと、
怖くて眠れません。

ウェルカムパーテー  3/15 16:38
今日はウェルカムパーティー。
朝はゆっくりで1時スタートです。
コテージみたいなところを借り切ってご飯は持ち寄り。
ひとしきり懐かしい人たちと挨拶して(去年マウンテンビューでホストティーチャー
だったベス先生や、4年前ホストしたデニース、今まで本校に訪れた生徒など)、
フラフープ大会&フリスビー大会です。
最初は日本人だけで遊んでいたものの、最後には日米関係なく入り交じっていました。
マイク先生が言っていた通り、あんな小さな道具で世界は繋がるのです。

エイミー先生の感動的なスピーチの後、私たちのショーとして習字を教えました。
思ったよりもみんな喜んでくれて、私たちもうれしかったです。
ホストステューデントだけではなく、ホストファミリーも参加してくれました!
生徒も興奮して、終わりたくないと言っていましたよo(^-^)o

夜は私のホストファミリーであるベス先生の家でディナー。
S先生も一緒です。
サミットHSの中国語の先生(中国人)も来てくれて、日米中の教育環境の違いなどを
話しあいました。

ベス先生が2年前小原を訪れたときに貰った写真を見せてくれ、そこにあった
「みんな違ってみんないい」という言葉を改めて噛み締めました。

音は高い音も低い音もあって音楽になります。
色は淡い色も濃い色もあって絵画になります。
みんな違ってみんないい!

本当に!

Bule snow  3/16 16:10
 
今日はMtバチェラーでスノーシューイング。
西洋かんじきで雪山を散策するオプショナルツアーです。
あいにくの雪のため(それでもS先生と私は朝からスキー
をしました)、参加したのは
D君、D君のホストファザー、W君、
W君のホストステューデント、去年のホストティー
チャのベス先生だけでした。
吹雪だったけれど、本当はみんなで行きたかった!
私はS先生が雪男ではないかとふんでいます。

一列になって雪の中を進みます。
Mtバチェラーの雪はパウダースノーのうえ、青いのです。
何度見ても信じられない!

去年はくっきりと山々が見えた終点も、今日は何メートルか
先も見えないくらい。
でも私たちはこんなことでくじけたりしません!
お互い転ばせあって、スノーベッドとか叫んだり、
ジャンプ→前転したり、雪を食べたり。
もー本当、大笑いです。

私は特に防寒具もなく、ジーンズの上にスウェットを履いていましたが、関係なく生き
埋めです。
寒いけれど、全然寒くない。
あぁ、みんな来られたらよかったのに!

夜はベス先生のご両親と食事の予定でしたが、雪のためキャンセル。
でもベス先生やルームメイトのローラがたくさんの友達を紹介してくれるので、本当に
楽しいです。

因みに、みんなからミドルネームをもらいました。
エブリンです!(^^)!

明日からはまた学校。
この週末でたくさんの人と知り合えたので、もっともっと楽しくなりそうです!

Snowy day  3/17 12:41
朝起きるとそこは雪国でした。

昨日、スノーシューに来られなかった子たちのために神様が降らせてくれたようです。

まだ明けきらない町を、雪の中ドライブするのはとても幻想的でした。
自分が、質の良いオールドムービーの登場人物にでもなったようです。

学校で今日も楽しいエイミー先生のクラスを受けたあと、マウンテンビューHSへ。
去年S先生のホストだったマイク先生が生徒会の子を引き連れ、大歓迎してくれました。
相変わらず私たちを甘やかしてくれるマイク。
アメリカは心までビッグサイズ!



K君が書いた日記のなかに「普通に起きて、普通に学校に行く。アメリカでの生活を普通
に思えるのがうれしい」とあり、また私たちをうれしくさせました。

あと一週間しかないベンド滞在。
彼らの旅がより良いものになるように、私たちもベストを尽くします。


明日はもっと楽しい日!

St.Patric's day  3/18 17:33
今日はセントパトリックスデイです。
この日はアイルランドの聖パトリックを祝う日で、緑のものを身につけないとみんなから
つねられます。
という説明が多分、各家庭で為されたはずで、理解できなくて緑を着て来なかった生徒は、
早速エイミー先生につねられていました(笑)。

今日の日本語の授業は、なんと私とS先生で教えたんですよ!
教えたのは、知・作・朝・昼・晩・夜という漢字です。
アメリカでは文法よりも話すことに重点を置いているようにみえるので、何故、音訓で
読みが違うかとか考え出すと本当に難しいです。
そして久しぶりの授業で緊張しましたー!
でもみんな静かに書き、そして積極的に質問してくれ、本当にうれしくなってしまいま
した。
うちの子たちもAJT(アシスタントジャパニーズティーチャー)として頑張ってくれま
したよ(^^ゞ
いつの日か、またこの子たちが日本とアメリカを繋いでくれるかもしれません。

その後、市役所で市長さんと対面。
去年の方は退職されて、今年は女性の市長さんです。
彼女は何年も前に我が校を訪れていて、神戸にも(神戸ビーフを食べに)行ったけれど、
藤岡の人たちのほうが親切だったと言ってくれました。
気さくな方でした(^人^)

その後はショッピングに行きました。
たった40分程度しかありませんでしたが、みんな楽しんでいたようです。
〜ようです、というのは、敢えて私たちは席を外したからです。
ドライバーさんたち4人とうまく対話できるか。
彼らはとてもうまくやったようです。

私は彼らを誇りに思います。

High Desert Museum  3/21 7:49
今日はハイデザートミュージアムへ。
毎週水曜日が短縮授業のためか、何人かのホストステューデントとホストファミリーが
来てくれ、とても楽しい遠足になりました。

そしてミュージアムはものすごく広い!
アメリカの歴史やネイティブアメリカンの歴史といった博物館的なものから、爬虫類館や
鳥類館のような動物園的なものまで様々!
外の広い庭にも、またヤギやニワトリなどがいます。
で、生徒たちはまだ残る雪を投げあったり、大騒ぎ。
中のショップで私が買い物していたら、日米生徒いりみだれての手遊びに、店員さんが見に
出る始末。
元気、元気!

本当に壁がなくなってきたなぁと感じます。
そしていつも、そう思えるようになるくらいに旅が終わってしまいます。
ああ、二週間は短すぎます!

帰りの車はエリカのお父さんがドライバーで、彼は日本人とのハーフでした。
娘エリカと本当に仲良くて、うらやましい限り。
私がミドルネームをもらったことを話すと、A君が「俺も欲しい!」
優しいパパが、彼のミドルネームをくれました。
どうぞA君をOwenと呼んであげてください。

夜はS先生・ベス先生と、去年のホストのマイクの家へ。
今年も彼がディナーを作ってくれました。
ベス先生は実はマイクの教え子です。
私たちはおいしいご飯を食べながら、日米の生徒たちについて話しあいます。
教員が抱える問題はどこも同じようです。
しかし、教員同士の陰口に関しては、S先生と「No!」完璧に!
それは、私が加茂を愛する理由でもあります。

また、この旅が私たちに与えるものの大きさについて。
ベスは日本に行ったとき、全校をあげて歓迎してくれたのが、
本当にうれしかったと言っていました。
マイクはパットケリーさんが35年前に始めたこのプログラム
を私たちはもっと大切にしていかなければいけないと言って
くれました。

帰りに、マイクは私たちに石膏細工をプレゼント
してくれました。
S先生には握手のもの。
台座には「海が私たちを隔てても、友情は
かわらない」と。
私には指を交差した像を。
これは私の成功と幸せをいつでも願っている、
という意味です。

もうご存知だと思いますが、
もう一度言わせてください。

私たちはマイクが大好きなのです。
 

Hard day  3/21 12:34
今日はベンドから車で30分のレドモンドHSへ。
ここではアメリカ人と結婚したやすこ先生が
日本語の先生です。
何人かの生徒は東京に短期留学した経験があり、
みんな日本語が上手でした。

実は私は熱が出て、アレックスの車でダウンしていたので、
途中から参加できなかったのです。
みんな、心配かけてごめんね。

その後、新聞社へ。
新聞ができる様々な工程を見せてもらい、
みんなそのスケールの大きさにびっくり
していました。

どちらも初めて行くところで、とても勉強になりましたが、一日に二つの場所は
さすがにみんな疲れたようです。
でも余った一時間を、サミットHSに帰ってぼーっとするのと、公園に行くのと
どっちがいい?と聞いたら、みんな「公園!」。
まだまだ元気です。
(上の写真はその時のもの。アレックス、マイケルさん、W君・D君のパパと一緒に)

学校が終わったあと、私はセスナに乗りました!
ベス先生の彼が運転です。
あっと思う頃にはもう飛んでいました。
空から見るアメリカはやっぱりでかかった!!
去年生徒が泣きながら登ったスミスロックも、近くのクリックドリバーも見えました。
ベンド上空に戻ってきて、上からサミットHSやマウンテンビューHS、カスコなど
を発見。
少し運転もしました。怖かった!(笑)

帰ってきたら、やっぱり熱がでてダウン。
明日はサミットHS最後の日なので、寝て力を貯めます…。

Fainal Day in Summit HS  3/21 18:10
今日はサミットHSでの最後の日。
日本語クラスの生徒たちとお菓子を食べ、たくさん写真を撮りました。
D君似のトロイ(顔も行動もそっくり)やA君のホストステューデントのボブが私たちの
ためにギターを弾いてくれました。
日本語2の生徒は私たち一人一人にそれぞれプレゼントをくれました。
エイミー先生はパワーポイントでこの旅の写真を見せてくれました。
危うく泣くところでした。
思い出がありすぎます。

昼には教頭先生が来てくれて、私たちにプレゼントをくれました。
たくさんの先生が彼をいい人だといいます。
ベス先生はオフィシャルなプレゼントは多分初めてで、それは彼だからだといって
いました。

エイミー先生に「私たちはあなたたちのことと、あなたたちの親切を忘れません」
と言ったとき、やっぱり泣いてしまいました。
大変な苦労があったと思いますが、彼女はほとんど一人でやり遂げました。
彼女と彼女の生徒たちに心から感謝します。

C、Dブロックにはベス先生のクラスへ。
私とS先生のスピーチのあと、ベスはこの交換留学の素晴らしさについて生徒に話して
くれました。
幾人かの生徒が興味を持ってくれてうれしかった。
この一年生たちが来年日本語を専攻してくれたらとても素敵です。

図書館でT君のホストのアレックス、アシスタントのブリトニー、トロイ、イッサンと
おしゃべり。
D君のホストのギャビーは「彼らを連れてきてくれてありがとう」と言ってくれました。
そう言ってくれるあなたにありがとう!
仲良くなったころ、この旅は終わるのです。本当に!

イッサンは昔、何もできない自分が嫌いだったと教えてくれました。
でも、エイミー先生ややすこ先生に出会って、日本語を勉強し始めたことで自信がつき、
今では日本語のみならず、なんでもできます。
彼の日本語を聞いた日本人なら必ず彼を褒めるでしょう。
彼の夢は彼女らのような日本語教師になること。
このような生徒を育てることは我々、教員の喜びです。

たくさんの思い出を残してサミットHSはスプリングブレイクへ。
私たちも最後の休日をホストと過ごします。

本当のこと言うと、みんなまだ帰りたくありません。

いよいよ   3/22 9:34
ベンドで過ごすのも24時間を切りました。
土日ということで生徒たちもそれぞれの
ホストファミリーとゆっくり過ごすことでしょう。
写真はデシュートリバーです。ホストファミリーと
散歩をしたときに撮影しました。

The end of trip  3/25 12:54

土曜日、家族と過ごす最後の休日。
日曜日、空港に向かうまでの時間。

彼らは一分、一秒を惜しんで、最後の思い出を心に刻みます。


以下、彼らの日記から。


A君:家族からもらったお土産を見ながら、あの時に…という後悔と、あの時は…と
いう楽しかった時間を思い出しています。
僕が明日LAに行くということで、親戚の人まで集まってくれました。迷惑ばかり
かけた僕。皆が集まってくれるようなことを僕はしたのでしょうか。

T君:悲しくてあまり眠れなかった…とうとうこの日が来てしまったんだと思うと泣け
てきます。約二週間がとても早く、充実していたと思う。とてもよい日々だった。今日
ほど飛行機を呪った日はありません。

D君:オレ、SPAに参加してよかった。異国の地のことにふれられたし、最高の家族
とも出会えた。サミットではいろいろな友達ができたし、一緒に来たみんなとの絆をより
深められた。こんな内容の濃い二週間は今までなかった。See you again.

Mさん:荷物をまとめてる間、何かわからないけど、すごく涙が出てきて、止めるのが
辛かったです。
飛行機に行く前にデドラが泣き出しちゃって、二人ですごい泣いてました。別れる前に
もう一度ハグして離れました。今でもデドラが恋しいです。

W君:I made some bracelets. I made them to bond. I didn't miss Bryce.
      Because I will see him in July.
  
Iさん:プレゼントをもらった。スキー行ってる間に買ってきたって言ってた。すっごく
うれしくて、I'm happy.って言ったら「私たちはあなたが来てくれたことが幸せ」みたい
なこと言われて、泣きそうになった。
荷物まとめてる時、もう今日でベンドやホストファミリーとお別れなんだなと思うと、
まとめるのやめたくなった。ほんとみんな大好きで離れたくない。

Tさん:今日でこの生活も最後かぁって思って、せつないね…。
ブリンナには7月に会えるけど、パパとかエレンたちには会えないから、明日で最後なん
だよね…。最後の一日だからってすごい甘えさせてくれた。本当にいいところだ、
ベンドは。

K君:一つ事が終わるにつれて、別れが近づいてくる。
空港へGO!でも猫にももう会えないし、あの家にも戻れないと思うととても寂しい気持ちに
なります。
ハンナが号泣してくれた。すごく嬉しかった。でも自分は泣かなかった。またいつか絶対
会える気がしたから。


ベスはふと見ると涙ぐんでいます。
そのたびにハグをします。
私は本気で帰らないと言い張ってS先生を困らせます。

エイミー先生はウエルカムパーティーのスピーチで、私たちの出会いの喜びと別れの涙
のうえにこのSPAの35年が成り立っているとおっしゃいました。

それをみんな知っていても溢れる気持ちが涙になります。


こんなに辛いと思うまで仲良くなれてよかった。
またお金を貯めて会いに来ることもできる。
日本にも大切な家族が待っている。
慰める言葉はたくさんあります。
私たちだってわかっています。


でも今は。

流れる涙はそのままに。